手ぬぐいの染色方法|手ぬぐいのオリジナル製作を承ります。本染めから激安な名入れプリント印刷や染色まで、老舗専門店にお任せ下さい。

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手ぬぐいの染色方法

注染や手捺染等、種類ごとの特徴やデメリットの解説

オリジナル手ぬぐいを製作するうえで重要なのが「染め方」です。染め方によって、デザインの再現性・肌触り・色の耐久性・製作費用も大きく変わってきます。この記事では、代表的な手ぬぐいの染め方4種類を軸として、それぞれ種類別に解説し、それぞれのメリット・デメリットを比較することで、染め方についてご紹介していきます。

手ぬぐいの染め方4種

手ぬぐいを染める方法は大まかに分けると2種類あり、「染め(染料を使用)」と、「プリント(顔料を使用)」に分けられます。さらに分類した4種類の代表的な染め方、それぞれの特徴をご紹介いたします。

顔料プリント(顔料捺染)

生地の上に顔料インクを直接乗せる事で、デザインを再現するプリント方法となります。版を使ってプリントします。
大量枚数であっても、比較的安価&短納期で作成できるのもメリットです。販促ノベルティやプロモーショングッズ作成に特に向いていると言えます。

顔料プリント(顔料捺染)手ぬぐいの特徴

良い部分

  • ・細かな線の細部までデザインを表現できる
  • ・大量枚数の手ぬぐいを安価で製作できる

注意が必要な点

  • ・染めた手拭いよりも、肌触りは硬い
  • ・裏抜け率はかなり少なく、およそ40%
  • ・製法の関係上、耐摩耗性が弱く、強く擦ると印刷面がひび割れたり剥がれる

注染

注染(ちゅうせん)は、日本の伝統的な染め技法です。生地を折り畳んで重ね、上から染料を注ぎ込み手作業で染めるため、独特の風合いと味わい深い色合いが生まれます。
また、染料が生地全体に浸透するため、裏表なく綺麗に染まるのも特徴です。剣道やスポーツで使うオリジナル手ぬぐい製作・お祭り用鉢巻などの使用にも向いています。他にも引き出物や贈り物などの贈答・プレゼント用にもオススメです。尚、注染は染料を多く含んでいるため、事前に一度手洗いをしてからの使用を推奨いたします。

注染手ぬぐいの特徴

良い部分

  • ・裏抜け率が、ほぼ100%と高い仕上がり
  • ・1枚1枚異なる表情の手ぬぐいを製作できる
  • ・生地本来の柔らかな風合いを失わず維持できる
  • ・繰り返し何度も使えるので愛着が湧く

注意が必要な点

  • ・細かな線表現が難しく、デザインの再現性は低い
  • ・手作業かつ作業工程が多いため、製作に時間が掛かる
  • ・注染は使用する色の種類と色数やデザインの複雑さによって製作費用が変わるため、正確なお見積もりをお出しするためには具体的なデザイン内容や、使用する色の種類と色数の確認が必要です。また、デザイン内容が確定していない場合は概算となります。

反応染め(反応捺染)

反応染めの捺染は、インクを混ぜ合わせ反応溶液を使い、生地繊維の主成分であるセルロースに反応を起こし、染色を行う染め方で、染料を生地に染み込ませて染めていきます。
顔料プリント(顔料捺染)や注染とは、また別の味わいがあり、使い始めの頃にある硬さも、使い込む事で馴染んで、生地が持つ本来の柔らかさが徐々に現れてきます。また、洗濯を繰り返しても色褪せや色落ちがしにくく、鮮やかな発色が長持ちするのが特徴です。長く愛用したいアイテムに最適な染め方です。
尚、反応染め(反応捺染)は、人気の高い染め方にもかかわらず、対応できる工場が少ないため、時期によっては工場が込み合うため、納期が延びる場合がございます。実際に手ぬぐいをオーダーする際には、専任担当者に具体的な納期を予めご確認ください。

反応染め(反応捺染)手ぬぐいの特徴

良い部分

  • ・プリントした様な細かなデザインの再現も可能
  • ・様々な面で、バランスの取れている製法
  • ・染色されているので、長く愛用できる
  • ・注染に比べ、制作日数が短く済む

注意が必要な点

  • ・全般的に裏抜け率は高いが、細かい柄は裏抜けしにくい
  • ・使い始めは硬くとも、次第に柔らかくなる
  • ・時期によっては工場が込み合い、納期が延びる場合がある

反応インクジェット

オリジナル手ぬぐいを、フルカラーで製作したい場合には、こちらの反応インクジェットを使用することをオススメいたします。反応インクジェットは、反応染料を使ったインクジェットプリントで、反応染めとインクジェットプリントのメリットを併せ持っています。
鮮やかな発色と精緻なデザイン表現を両立できるため、色彩表現の幅が広く、フルカラーでオリジナル性の高い手ぬぐいを、格安価格で作成する事が可能です。イベントやお土産として販売される、物販用手ぬぐいや、プロモーショングッズなど幅広い用途で活用できます。

顔料プリント(顔料捺染)手ぬぐいの特徴

良い部分

  • ・小ロット(50枚以下)での特注製作も、安価で対応可能
  • ・使い込む事で、肌触りが柔らかくなる
  • ・フルカラー写真やグラデーションの表現が可能
  • ・細やかなデザインの再現が得意

注意が必要な点

  • ・インクを吹き付けて染色する為、裏抜け率は低い
  • ・大ロット製作には不向き。例えば、500枚以上手ぬぐいをオーダーした場合でも、1枚あたりの製作費用は割高。

染め方の特徴の早見表

前述した、4パターン各々の染め方の特徴を、項目ごとに分類して、表にまとめておりますので、オリジナル手ぬぐいを製作する際に、是非お役立てください。

染色方法 デザインの
再現性
グラデーション 裏ぬけ
(裏面への色の浸透)
色落ちの
しにくさ
肌触り 価格の安さ 納期
注染 ×
反応染め △~〇※1
顔料プリント
反応インクジェット △※2

※1:反応染めの価格は、版の数によります。版が少なく、大量ロットでの製作で、1枚の単価がお安くなります。

※2:反応インクジェットの価格は製作する枚数によります。小ロットでの製作だと、他の印刷より安くなる場合があります。

製作するオリジナル手ぬぐいの染め方を決める際のポイント

製作するオリジナル手ぬぐいを、どのような目的で使用し、どんな風に仕上げたいかによって、最適な染色方法は異なります。
本項では、オリジナル手ぬぐい.netのお客様からも多くいただいているご要望を抜粋して、各々に適した染め方をご紹介いたします。

普段使いしやすい手ぬぐいを作成したいのだけど・・・

色落ちしにくく、洗濯にも強い注染や反応染め(反応捺染)がおすすめです。

柔らかい肌触りと風合いが楽しめる手ぬぐいを作成したいのだけど・・・

繊維をコーティングせず、布にしみ込ませる技法の注染や反応染め(反応捺染)がおすすめです。

写真をプリントした手ぬぐいを作成したいのだけど・・・

写真の自然な色彩や多色の階調を再現できる、反応インクジェットを推奨いたします。

イベントなどで大量に配布する手ぬぐいを低コストで作成したい!

デザイン単一・単色で大量生産する事で、単価が抑えられる顔料プリント(顔料捺染)がおすすめです。

色彩が豊かで高級感があり、長期間使ってもらえる手ぬぐいを作成したいのだけど・・・

発色が鮮やかで上品な仕上がる反応染め(反応捺染)・反応インクジェットを推奨いたします。

【用途別】染めの使い分けに役立つ早見表

どのような用途で使用するオリジナル手ぬぐいを製作するのかによって、最適な染め方は異なります。前項でご紹介した内容も踏まえて、オリジナル手ぬぐい.netでも注文の多い5パターンの用途でそれぞれ、どの染め方が適しているのかということを表にまとめております。オリジナル手ぬぐいを製作の際に、是非お役立てください。

染色方法 記念・引き出物用 ノベルティ・販促用 物販・販促用 剣道・スポーツ用 お祭り・イベント用
注染
反応染め
顔料プリント
反応インクジェット

記号の意味:(イチ押し)〇(推奨)△(非推奨)

手ぬぐいの染め方と生地の関係性

手ぬぐい製作で使用される生地には、特岡・岡・文(総理)の3種類がございます。
しかし、近年のコロナ禍を契機に、多くの織物工場が営業を停止、あるいは廃業したことなども影響し、生地の生産基盤そのものが縮小しているという状況です。そのため、昨今は種々の製造現場で手ぬぐい生地全般の確保が困難で、中でも特岡生地は非常に入手しにくい状況となっております。
現在、オリジナル手ぬぐい.netでは、提携先の工場の特性によって製法と使用する生地が決まってくるという状況下で、お客様にとって最善のオリジナル手ぬぐいをご提案させていただいております。
ここからは、オリジナル手ぬぐい製作で使用されることが多い生地、文(総理)・岡・特岡の3種類についてのそれぞれの特徴と染め方との関係性をご紹介いたします。

  • 素材Aの写真

    文(総理)

    別称で総理とも呼ばれる、文(ぶん)生地は、比較的太目の糸を使って織られた、目が粗く比較的厚みがある仕上りの生地です。吸水性や通気性が高いのも特徴です。

    文(総理)生地によく使用される染め方

    顔料プリント(顔料捺染)、注染

  • 素材Bの写真

    岡生地は、キメの細かさや厚みなどのバランスが良く、文(総理)生地と特岡生地の中間に位置します。

    岡生地によく使用される染め方

    反応染め(反応捺染)、顔料プリント(顔料捺染)、注染、反応インクジェット

  • 素材Cの写真

    特岡

    滑らかな手触りかつ、適度な厚みがある、細い糸で細やかに織られた特岡は、とてもキメが細かくて上質な生地です。

    特岡生地によく使用される染め方

    反応染め(反応捺染)、反応インクジェット

手ぬぐいのサイズと染め方の関係

手ぬぐいは主に「横90cm×縦33~36cm」と「横100cm×縦33~36cm」の2パターンのサイズが主流です。
「横90cm×縦33~36cm」の手ぬぐいは定番サイズとして、汗拭きやハンカチ、キッチンタオルなど、日常生活で幅広く活用しやすいサイズ感で、各種贈答品・記念品・ノベルティに最適です。
「横100cm×縦33~36cm」の手ぬぐいは頭に巻いても余裕をもって結べるサイズ感で、剣道用の面タオル・面手ぬぐいや、スポーツ用の汗拭き、お祭り用の鉢巻として好まれる傾向にあります。
正直申しまして、製作する手ぬぐいのサイズによって最適な染め方が厳密に決まっているというわけではありませんので、まずは「どのような用途で使用するオリジナル手ぬぐいを作りたいのか」というコンセプトをしっかり固めて、前述した通りの手ぬぐいの用途に合った染め方を選ぶことをおすすめいたします。
尚、手ぬぐいのサイズについての詳細については、以下のリンク先のページでも詳しく説明しておりますので、是非ご参考までにご覧ください。

手ぬぐいサイズの詳細はこちら

まとめ

手ぬぐいの染め方には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。この記事で紹介した内容を参考に、お客様の用途に合わせて最適な染め方を選んでみてください。
オリジナルデザインの手ぬぐいは、販促品やノベルティ、イベントグッズとして大変重宝します。世界に一つだけのオリジナル手ぬぐいを制作して、ビジネスやイベントを大いに盛り上げてもらいたいと思います。
オリジナル手ぬぐい.netでは、お客様がご希望の染め方やデザインで、高品質なオリジナル手ぬぐいを作成しております。まずはお気軽にお問い合わせください。

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