色の組み合わせ
オリジナル手ぬぐいを製作する際、白色無地での納品を希望されるお客様は、そうそうおらず、皆様、何らかのデザインをプリントや印刷して、特注オーダー作成されますが、この際、是非とも心の片隅にでも留めて頂き、参考にして頂きたい、事柄がございます。
それは、色の組み合わせについてです。こちらでは別注てぬぐい制作時に、取り入れて頂きたい事をお話しております。
手ぬぐいにメリハリを付ける
言葉や行動などに、メリハリを付けると言うのは、良く耳にする事ですが、同じ様に色彩にも、このメリハリと言う物は存在します。そして、これが無いデザインで製作される誂え物の手拭いは、もちろん用途にもよりますが、識別し難い物となります。
- メリハリのポイントを知る
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色彩のメリハリには、色相や彩度、明度と呼ばれる、要素があり、それぞれの要素内で似た位置に置かれるカラーは、視認し難くなる特性があります。名入れ印刷が入ったてぬぐいを、メリハリなく制作した場合、販促ノベルティやプロモーショングッズとして活用する際には、アピール度が低下し、逆に扱い難い物になってしまう可能性が高く、注意が必要だと言えます。
- 緩衝材的な色を入れる
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近しい色相や明度、彩度をしたカラーを組み合わせて、オリジナルてぬぐいを作成されたい場合には、メリハリを付ける為に、もう一つの彩りを加えると、グッとそれぞれが引き立ちます。またこの加える物は、名入れ印刷を行う文字の縁取りに活用する事で、メッセージを浮き上がらせる効果があり、伝えたい事を明確に、印象深く伝える際に役立ちます。
手ぬぐいに使用する色の引き算
色の引き算と言うと、難しそうですが、ようは加えすぎないと言う事になります。表現するカラーを加えすぎるとどうなるか?と言えば、何もなくなります。全体的に黒く仕上がってしまいます。ただし、オリジナル手ぬぐいと言う物に関して言えば、色数が増えれば増えるだけ、コストが掛かるプリント方法などもあるので、普通に激安製作を行う事で、過剰性が目立つ事は少ないと言えます。
- 偏った物も目にうるさく見える
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明度が高い同士のメインと捕色に関係ある物を同時に使用した場合、とても目にうるさくなり、なかなか難しい組み合わせとなります。その為、どちらかの明度を引き、バランスを整えてやる事で、非常に目に付き易い格安手ぬぐい制作が行えます。
- 詰め込みすぎないで作成する
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色の引き算は全体のバランスを考え、作成される手ぬぐいにプリントや印刷、もしくは染められるデザインに並べて行って頂きたいと思います。数を増やすだけが、表現を完全に再現できる物になる訳でもございませんので、引き算は重要です。